「外国人材に関する基礎調査」アンケート調査報告について
四日市商工会議所産業活性化委員会では、地域における外国人材の雇用実態や、雇用・採用に関する課題の把握が重要であることから、地域企業の外国人材の雇用・採用状況を明らかにし、今後の課題解決の検討に資することを目的として本調査を実施いたしました。
調査期間には、会員の皆様からご回答の協力誠にありがとうございました。
以下の通りご報告致します。
実施調査概要
- 調査目的
少子化の進行により、労働市場の縮小が加速しており、企業における人手不足は深刻な課題と
なっている。その対応策として、近年では外国人材の雇用・採用が増加傾向にあり、令和9年度
には技能実習制度が「育成就労制度」へ改正される予定である。この制度改正により、今後の外
国人材の雇用・採用はさらに活発化することが予想される。
一方、当委員会が令和5年度に実施した「雇用問題(人手不足)に関するアンケート調査」に
よれば、地域内企業のうち「外国人労働者の採用や積極的な活用」を実施している企業は
21.7%、今後検討している企業は26.7%にとどまっている。
今後、企業の人手不足対策について議論を進めるにあたり、地域における外国人材の雇用実態
や、雇用・採用に関する課題の把握が重要であることから、地域企業の外国人材の雇用・採用状
況を明らかにし、今後の課題解決の検討に資することを目的として本調査を実施した。
- 調査期間 令和7年7月24日~8月8日
- 調査方法 WEB上の回答フォームによる回収
- 調査対象 当所会員事業所(特別会員を除く)のうち従業員数5名以上の事業者 1,800 社を主な対象とする
(ただし会報冊子にも調査を掲載し、会員事業所全般から回答を集計) - 回答数 299社
調査結果概要(抜粋、詳細は報告書参照)
2.人手不足の状況と影響
(1)人手不足の状況
従業員全体でみると、「大幅に人手不足」(5.7%)、「不足」(52.2%)と合わせて約58%が人手不足と回答した。
3.外国人材の雇用状況
(1)外国人雇用企業
外国人材を雇用している企業は32.1%となり、企業規模別には「1~3 人」(13.0%)が最も多く、
次いで「4~10 人」(10.7%)、「11 人以上」(8.4%)となった。
5.外国人材の雇用・採用に関する課題
外国人材を雇用している企業に、雇用における課題や運営上の問題について尋ねたところ、「日本語の
能力不足」(54.2%)が最も多く、以下、「文化・慣習の違い」(46.9%)、「教育・研修体制の整備が必
要」(42.7%)の順で回答があった。
このほか、詳細な調査結果の報告は以下に公表いたします。
産業活性化委員会 「外国人材に関する基礎調査」アンケート調査報告書 (PDFファイル)
お問い合わせ
四日市商工会議所 商工振興課 西井 TEL: 059-352-8194














































